【1月6日 AFP】ドナルド・トランプ(Donald Trump)次期米大統領は5日、トヨタ自動車(Toyota Motor)に対し、メキシコでの工場建設計画を撤回しなければ、重い輸入税を課すと警告した。

 トランプ氏はツイッター(Twitter)への投稿で、「トヨタ自動車は米国向けカローラ(Corolla)を製造する新工場をメキシコのバハに建設すると言っている。絶対にだめだ! 米国に工場を建設しなければ、重い国境税を課す」と宣言した。

 トヨタのメキシコ新工場は、米国と国境を接するバハカリフォルニア(Baja California)州ではなく、中部グアナフアト(Guanajuato)州で建設が進めれらている。昨年11月に起工式が行われ、投資額は10億ドル(約1160億円)とも伝えられている。

 トランプ氏はこれまでにも米国外に投資する自動車メーカーへの批判を続けている。今週には、トランプ氏からの批判を受けていた米フォード・モーター(Ford Motor)が、16億ドル(約1850億円)を投じてメキシコに工場を新設する計画を撤回した。(c)AFP