【1月1日 AFP】北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン、Kim Jong-Un)朝鮮労働党委員長は1日、大陸間弾道ミサイル(ICBM)の発射実験が「最終段階」に入ったと述べた。

 金委員長は同日、テレビ放送された30分間の「新年の辞」で、昨年の一連の核およびミサイル発射実験を強調し、2016年に北朝鮮の核抑止力は著しく強化されたと主張した上で、「われわれはICBM発射実験に向けた最終段階にある」と述べた。

 金委員長はさらに、北朝鮮が「核保有国に上り詰め」、「最強の敵でさえも太刀打ちできない東方の軍事大国になった」と述べた。

 これまで北朝鮮はICBMの発射実験に成功しておらず、核開発がどの程度進んでいるかについては専門家らの見方は分かれている。しかし金委員長が最高指導者の座に就いた後、北朝鮮の核開発が大幅に進んだとの見方では一致している。(c)AFP