【12月31日 AFP】米国防総省のピーター・クック(Peter Cook)報道官は30日、米CNNに対し、イスラム過激派組織「イスラム国(IS)」の最高指導者アブバクル・バグダディ(Abu Bakr al-Baghdadi)容疑者は、米主導の有志連合が再三殺害を試みているにもかかわらず、いまだに生存していると考えていると語った。

 バグダディ容疑者は、自身が新たな「カリフ制国家」の指導者であると宣言したものの、目立つ活動はしていない。しかし先月、挑戦的な音声メッセージを公開し、支持者らにイラク北部のモスル(Mosul)を防衛するよう求めた。バグダディ容疑者がイラク軍に包囲されたモスルにいるかどうかは明らかではない。

 クック報道官は「チャンスが来たら必ず、あらゆる機会を活用して彼(バグダディ容疑者)にふさわしい裁きを受けさせる」と述べた。(c)AFP