【12月28日 AFP】トルコ半国営のアナトリア(Anadolu)通信は28日、トルコおよびロシア両国がシリア全土を対象とした停戦案に合意したと伝えた。合意は日付が変わる29日午前0時に発効するという。

 報道によると、今回の案にはアレッポ(Aleppo)市内の停戦をシリア全土に拡大する狙いがある。

 ただ、これまでと同様、「テロ」集団は停戦の適用対象外とされるという。

 一方、匿名を条件にレバノンの首都ベイルート(Beirut)でAFPの取材に応じた反体制派の情報筋は、反体制派内の諸集団に対して停戦案の詳細がまで提示されておらず、これまでのところ合意もないと述べている。

 またロシアおよびトルコ両政府も現在のところ、今回の合意を確認するコメントは出していない。 (c)AFP/Stuart WILLIAMS