【12月24日 AFP】ドナルド・トランプ(Donald Trump)次期米大統領は23日、ロシアのウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領から届いたニ国間関係の改善を求める手紙を公開した。

 バラク・オバマ(Barack Obama)米大統領はロシアによるシリアとウクライナへの干渉を理由としてロシアに制裁を科しており、米ロ関係は冷戦(Cold War)終結以降最悪となっている。

 しかし来年1月20日に大統領に就任するトランプ氏は選挙期間中、米ロ関係の改善を訴えるとともにイスラム過激派対策でプーチン氏と協力する可能性も示唆していた。

 トランプ氏の政権移行チームが公開した翻訳によると、プーチン氏からの手紙は「ロシアと米国の関係は依然として現在の世界の安定と安全保障における重要な要因だ」として、さまざまな分野でのニ国間協力の枠組みを修復するための実質的な措置を求めていた。

 トランプ氏はこの手紙について「ウラジーミル・プーチンからのとても良い手紙だ。彼の考えは極めて正しい」「双方がこうした考え方に至ることを願う。われわれは別の道を行く必要はないのだ」と述べた。(c)AFP