【12月21日 AFP】スペインの警察当局は20日、列車の車両にグラフィティを描くために危険な方法で急停車させたとして、ギャング集団に所属する5人を逮捕したと発表した。

 5人は「Zorros Viejos(古ギツネ)」と名乗るギャング集団に所属していたとみられ、スペイン各地で20万ユーロ(約2400万円)相当の被害を与えた疑いが持たれている。

 当局の声明によると、犯行は非常に組織化されており、安全レバーを引いて「列車を乱暴に停車させ、乗客が負傷するリスクを冒した」後に、列車から線路上に立ち入って車両にグラフィティを描いていた。

 また容疑者らは犯行の様子を撮影し、ソーシャルメディアに映像を投稿していたという。

 5人は首都マドリード(Madrid)、中部クエンカ(Cuenca)、地中海(Mediterranean Sea)沿岸のバレンシア(Valencia)、南西部カディス(Cadiz)において犯行を繰り返していたとされ、公共の秩序を乱した4件の容疑と54件の器物損壊の容疑がかけられている。(c)AFP