【12月12日 AFP】仏東部リヨン(Lyon)で10日、恐竜のほぼ完全の状態にある全身骨格が競売にかけられ、110万ユーロ(約1億3000万円)で落札された。主催した仏競売会社「Aguttes」が明らかにした。

 同社によると、この骨格標本は、約1億3500万年前に絶滅した肉食恐竜「アロサウルス」のもので、高さ2.5メートル、体長7.5メートルを超える。米西部にあるジュラ紀の地層「モリソン層(Jurassic Era Morrison Formation)」で2013年に発見された。

 Aguttesの広報担当によると、落札者は匿名のフランス人。標本は国内で保管され、一般公開される予定だが、その時期や場所は明らかにされていない。

 標本は、骨格全体の4分の3がそろっており、口を開けて走っているポーズがとられている。(c)AFP