【12月11日 AFP】米アップル(Apple)は9日までに、世界最大規模の風力発電設備メーカー新疆金風科技(Goldwind)との提携を発表した。アップル史上最大のクリーンエネルギー事業となる。

 金風科技が深セン(Shenzhen)の証券取引所に提出した報告書によると、アップルは金風科技傘下の風力発電事業体4社の株式30%を取得する。この事業による発電能力は計285メガワットになるという。4社は河南(Henan)省、山東(Shandong)省、山西(Shanxi)省、雲南(Yunnan)省にある。

 アップルはサプライチェーンが環境に与える影響の抑制に取り組んでいる。ティム・クック(Tim Cook)最高経営責任者(CEO)は以前、太陽光発電をはじめとするクリーンエネルギー事業を構築することで、中国の製造協力会社の効率を高める意向を表明していた。(c)AFP