【12月7日 AFP】男子テニス、世界ランキング2位のノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)が6日、3年間にわたって自身のコーチを務めてきたボリス・ベッカー(Boris Becker)氏との師弟関係を解消することを明らかにした。

 今年は、全豪オープン(Australian Open Tennis Tournament 2016)と全仏オープン(French Open 2016)を制したジョコビッチは、フェイスブック(Facebook)で「ボリス・ベッカー氏と私は、協力関係を終了することを共に決断しました」とつづった。

 自身が誇る四大大会(グランドスラム)通算12勝のうち6勝をベッカー氏と挙げた29歳のジョコビッチは、「私たちが一緒に働き始めたときに立てた目標は、完全に果たされたし、彼の協力やチームワーク、献身、真剣な取り組みに感謝したい」と語った。

 一方、現役時代にグランドスラムを6度優勝した現在49歳のベッカー氏は、ツイッター(Twitter)に、「ありがとう! 一生に一度の時間を過ごせたよ…。#teamdjokovic」というメッセージとともに、自身とジョコビッチが写った写真を投稿している。

 ジョコビッチは6月にローラン・ギャロス(Roland Garros、全仏オープン)を制して以降、シーズン後半は不振に陥り、11月には2014年7月から122週間にわたって君臨し続けた王座をアンディ・マレー(Andy Murray、英国)に明け渡した。

 また、シーズン終盤のパリ・マスターズ(BNP Paribas Masters 2016)やATPワールドツアー・ファイナル(ATP World Tour Finals 2016)では、スペイン人のペペ・イマズ(Pepe Imaz)氏をコーチングチームに迎えるなど、変化をもたらしていた。(c)AFP