トルコ、大統領が大学学長を任命 教育への政治介入と懸念広がる
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■ショックと不満広がる
退任が決まったバルバロスオール教授は、クーデター未遂のわずか3日前、7月12日の選挙でボアジチ大内の教員らから86%の支持を獲得して勝利していた。これに対し、実際に任命された同大医用生体工学部のオズカン教授は、7月の選挙には立候補していなかった。オズカン氏は兄弟に与党議員がいる。
政府は、ヌーマン・クルトゥルムシュ(Numan Kurtulmus)副首相が従来の学長選挙は大学の分裂を招いていたと指摘するなど、この新体制を擁護する姿勢を示している。一方で教員や学生らは、大統領による学長任命で大学の自治が打撃を受けるとしてこれを非難している。匿名を条件にAFPの取材に応じた准教授は「非常に心配している。学生らもショックを受け、不満を募らせている」と明かした。
今月12日にオズカン教授が学長に任命されて以来、同大では抗議行動が散発している。先週には、警察が学生2人の身柄を一時拘束する事態も発生した。(c)AFP/Fulya OZERKAN