【11月22日 AFP】フランス・パリ(Paris)近郊の高速道路で、60代のカタール人女性2人が乗っていた車が襲われ、「少なくとも500万ユーロ(約5億9000万円)」相当の貴重品が強奪された。警察筋が22日、明らかにした。

 2人が乗っていた高級車ベントレー(Bentley)は21日、パリの北東に位置するルブルジェ(Le Bourget)の空港を出た直後に強盗に遭った。覆面姿の男2人組が、ドライバーが運転中だった車を制止して催涙ガスを吹きかけ、「宝飾品や衣類、旅行かばんなど、車内にあったあらゆるもの」を盗んだと、ある情報筋は明かしている。

 パリから北へシャルル・ドゴール(Charles de Gaulle)空港とルブルジェ空港へ向かう高速道路の区間では、高級車に乗り、大量の現金を所持していることもある外国人富裕層を標的とした強盗事件が頻発している。犯人らは、渋滞中の車を襲うのを常とう手段としている。(c)AFP