【10月27日 AFPBB News】3D映像やバーチャルリアリティー(仮想現実、VR)など最先端技術を駆使したコンテンツを一堂に集めた国際イベント「デジタルコンテンツエキスポ2016(Digital Content Expo)」が27日、東京都江東区の日本科学未来館(Miraikan)で開催された。

 同イベントは2008年から開催され今年で9回目。VR装置と連動したゲームやアニメなど約60点が展示され、実際に体験しようと多くの来場者が列をなした。

 なかでも注目を集めたのは、電気通信大学(The University of Electro-Communications)による「失禁体験装置」。腹部に圧迫感、股間部に温感や振動などを伝え、尿意と排尿感を疑似体験させる仕組みだ。同大3年生の亀岡嵩幸(Takayuki Kameoka)さんは「尿意を感じることが難しい高齢者や術後の方のトレーニングに役立つようウェアラブル化を目指しています」と意欲を見せた。体験した横浜市の50代男性は「リアルに気持ち悪かった。そういえばおもらしってこんな感じだったかな」と語った。

 同イベントは30日まで開催。4日間で4万7000人の来場を見込んでいる。(c)AFPBB News