【10月15日 AFP】英経済紙フィナンシャル・タイムズ(Financial Times)は14日、米ツイッター(Twitter)の身売り先として最有力視されていた顧客情報管理(CRM)大手セールスフォース・ドットコム(Salesforce.com)が、買収見送りを決めたと報じた。身売り成立の見込みがほぼなくなった形で、これを受け同日の米株式市場ではツイッター株が急落した。

 セールスフォースのマーク・ベニオフ(Marc Benioff)最高経営責任者(CEO)は同紙に対し、「(ツイッター買収は)わが社に合わないため、身を引いた」と語った。

 同日の米ニューヨーク(New York)株式市場では午後の時点でツイッター株が前日比6%余り安の16.16ドルまで急落した。

 先週には、身売り先の有力候補とされていたグーグル(Google)親会社のアルファベット(Alphabet)、ディズニー(Disney)、アップル(Apple)がいずれも買収を断念したと報じられ、ツイッター株は急落していた。(c)AFP