【10月12日 AFP】16MLBは11日、プレーオフのナ・リーグ地区シリーズ(5回戦制)が行われ、最終回に猛攻をみせたシカゴ・カブス(Chicago Cubs)が6-5でサンフランシスコ・ジャイアンツ(San Francisco Giants)を下し、地区シリーズ突破を決めた。

 5-2で9回を迎えたジャイアンツは、シリーズの成績を2-2のタイに持ち込むかのように見えたが、カブスのベン・ゾブリスト(Ben Zobrist)が適時二塁打を放ち、クリス・ブライアント(Kris Bryant)が生還して3-5とすると、アンソニー・リゾ(Anthony Rizzo)も三塁に残り同点のチャンス。

 カブスは、つづくウィルソン・コントレラス(Wilson Contreras)が適時打を打って、走者2人が本塁にかえり、ついに5-5の同点となった。最後はハビアー・バエズ(Javier Baez)が決勝の適時打を放ち、大逆転で勝利を収めたカブスが108年ぶりのワールドシリーズ制覇へ向けて一歩前進した。

 敵地AT&Tパーク(AT&T Park)の観客を黙らせたゾブリストは、「とにかく粘ったし、何か良いことが起こるような気がした。この勝利は大きい。われわれは決して諦めないし、今止まるつもりはない」と話した。

 勝利したカブスは、15日に行われるリーグ優勝決定戦でワシントン・ナショナルズ(Washington Nationals)とロサンゼルス・ドジャース(Los Angeles Dodgers)の勝者と対戦する。

 同日行われた試合でドジャースはナショナルズを6-5で破り、対戦成績を2-2のタイにしている。(c)AFP