【10月7日 AFP】ドイツで6日、男女の賃金格差を是正するための新しい法案が、 アンゲラ・メルケル(Angela Merkel)首相率いるキリスト教民主同盟(CDU)と中道左派の社会民主党(SPD)との連立与党間で基本合意した。

 合意内容によると、従業員200人を越える企業は、同じ職位の男女の賃金を透明にし、匿名の形で賃金のデータを公表しなければならない。また、従業員500人を越える企業は、男女同一賃金とする仕組みを導入しなければならない。

 5月に発表された公式データによると、ドイツでは女性の収入は男性に比べて約5分の1少ない。同国の連邦統計局(Destatis)によると、未調整の数字で、昨年のドイツの男女賃金格差は21%となり、ヨーロッパの平均16.5%を上回っている。(c)AFP