【10月11日 AFP】カメラマンとして五輪を担当するのは、きつい仕事にもなり得る。連日朝から晩まで働き、入念な準備を要し、各競技に何時間も張り付くことになるからだ。しかも、勝者だけ撮っておけば済むという話ではない。AFPのような国際通信社は世界中に顧客を抱えており、皆自国の代表選手がたとえ最下位になっても、その写真が入るのを待っている。

 何より、世界中から集まった数十人、時には数百人ものカメラマンに交じって撮影に臨むことになる。そういう状況で独創的な写真を撮るのは容易ではない。もちろん、楽しくもある。

 こんなユニークな瞬間を狙っていく。

リオデジャネイロ五輪・陸上女子100メートルハードルは米国勢が表彰台を独占した。(左から)銅メダルのクリスティ・カストリン、金メダルのブリアナ・ロリンズ、銀メダルのニア・アリ。(c)AFP/Franck Fife

 最新情報を把握し、全てを物語る写真を撮らなくてはならない。

リオデジャネイロ五輪・競泳女子100メートル平泳ぎでの勝利を銅メダルの米国のケイティ・マイリ(中央)と喜ぶ金メダルの米国のリリー・キング(右)を見る、ドーピング問題の渦中にあるロシアのユリア・エフィモワ(左)。(c)AFP/Martin Bureau

 千の言葉に値するショットが撮れることもある。

文化の衝突。ビーチバレー女子予選、イタリア対エジプト戦。(c)AFP/Yasuyoshi Chiba

 おなじみのスポーツに、異なる視点を与える。

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 時には全体を一枚に収め切る。

(c)AFP/ Kirill Kudryavtsev
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(c)AFP/Toshifumi Kitamura

 時にはシンプルな動きやしぐさに注目。

(c)AFP/ Ben Stansall

 斬新で独創的な角度がないか、常に探し続ける。そのために、ありきたりにならない撮影場所を確保する。

(c)AFP/ Franck Fife
(c)AFP/William West
(c)AFP/Odd Andersen

 時には角度に変化を付けてみる。

(c)AFP/Kirill Kudryavtsev

 あるいは視点を変えてみる。

(c)AFP/Kirill Kudryavtsev

 シャッタースピードをいじって残像を生み出すこともある。

(c)AFP/Kirill Kudryavtsev
(c)AFP/Kirill Kudryavtsev
(c)AFP/Kirill Kudryavtsev

 複数の瞬間を単一のフレームに収めることもできる。

(c)AFP/Fabrice Coffrini

 時には台風の目の中をのぞき込む。

(c)AFP/Jewel Samad

 時には一風変わったものに気付くこともある。

リオデジャネイロ五輪・競泳女子50メートル自由形で、ガラスに映った選手たち。(c)AFP/Martin Bureau

 くすっと笑えるショットも。

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(c)AFP/Johannes Eisele
(c)AFP/ Philippe Lopez
(c)AFP/Christophe Simon

 時にはスポーツの別の一面を表出させることもある。

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 スピード感も伝える。

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 太陽を最高の場所に捉える瞬間も。

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 結論を言おう。五輪の多様な側面を捉える極意──それは細部にまで目を光らせておくことだ。

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このコラムは、AFPパリ本社のヤナ・ドゥルギ(Yana Dlugy)記者が執筆し、2016年8月22日に配信された英文記事を日本語に翻訳したものです。