【9月25日 AFP】16-17イングランド・プレミアリーグは24日、第6節の試合が行われ、リバプール(Liverpool FC)は5-1でハル・シティ(Hull City)に快勝した。

 リバプールのユルゲン・クロップ(Jurgen Klopp)監督は、マッチデイ・プログラムでプレミアリーグに簡単な試合などないと指摘し、その競争力の高さについて記していたが、自らの警告が間違っていたことを証明することになった。指揮官が「負かすことは難しい」としていたハルだったが、リバプールは大勝を飾っている。

 ハルはリーグ開幕2連勝を飾った後、リーグ戦と4回戦に進出したイングランド・フットボールリーグカップ(England Football League Cup 2016-17)のアウェー戦では無敗を誇っていた。しかし、リバプールの猛攻に遭って前半終了までに3点を奪われた。

 リバプールは前半17分、フィリペ・コウチーニョ・コレイア(Philippe Coutinho Correia)のパスを受けたアダム・ララーナ(Adam Lallana)が当たり損ねながらもシュートをねじ込み先制。

 同30分にハルのアフメド・エルモハマディ(Ahmed Elmohamady)がゴール前でコウチーニョのシュートを手で止めたとして退場処分となり、これで得たPKをジェームス・ミルナー(James Milner)が蹴り込み2点目を奪ったリバプールは、その6分後にはララーナのお膳立てからサディオ・マネ(Sadio Mane)が今季3ゴール目を決めた。

 後半6分にハルのデヴィッド・マイラー(David Meyler)に得点を許してまたも完封を逃したリバプールだったが、その直後にコウチーニョが得意のカーブをかけたミドルシュートをゴール上隅に決めて再び突き放すと、同26分にはミルナーがこの日2本目のPKを蹴り込み、一方的な展開となった試合を制した。

 ますます力をつけているリバプールはリーグ戦3連勝を飾り、シーズン終盤に首位の座を争えるだけの資質を示している。昨季、ブレンダン・ロジャーズ(Brendan Rodgers)前監督の下で、リーグ戦開幕6試合を終えてわずか4得点に終わっていたリバプールだが、今季はここまで16得点を挙げている。(c)AFP/Pete OLIVER