【9月25日 AFP】女子テニス、東レ・パンパシフィック・オープン(Toray Pan Pacific Open 2016)は25日、シングルス決勝が行われ、大坂なおみ(Naomi Osaka)は5-7、3-6でカロリーネ・ボズニアツキ(Caroline Wozniacki、デンマーク)に敗れ、優勝を逃した。

 元世界ランク1位のボズニアツキは、2015年3月以来となるツアー制覇を遂げた。今季の度重なる負傷から立ち直ったボズニアツキは、18歳の大坂が見せた序盤の頑張りに苦しめられたが、自身24度目、大会通算2度目のタイトルを手にしている。

 第1セットにブレークを奪われてゲームカウント3-4とリードを許したボズニアツキは、左の太ももに痛みを感じたのか治療を受け、同箇所にバンテージを巻いた。それでもボズニアツキに悪影響はほとんど見られず、試合の主導権を握ると、このセットを奪った。

 一方18歳の大坂は有り余る若さの代償を支払うことになり、経験豊富なボズニアツキを相手にどのショットも力強く打とうとしたことが、裏目に出た。

 第1セット終了後に右肩の痛みでメディカルタイムアウトを取った大坂は、第2セット終盤に気持ちのこもった抵抗を見せて何とか「ベーグル」を逃れたが、遅きに失した。

 2008年から毎シーズン達成しているツアー優勝を達成したボズニアツキは、最新の世界ランキングで順位を22位、あるいは23位に上げることになる。一方の大坂は今大会の結果を受け世界のトップ50に入ることになる。(c)AFP