クライシュテルス氏とロディック氏ら、テニス殿堂入りにノミネート
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【9月9日 AFP】国際テニス殿堂(International Tennis Hall of Fame)は8日、女子世界ランク元1位のキム・クライシュテルス(Kim Clijsters)氏、男子同元1位のアンディ・ロディック(Andy Roddick)氏ら5人を、殿堂入り選手にノミネートした。
この他、1990年代に活躍したパラリンピック金メダリストのモニク・カルクマン(Monique Kalkman)氏や、「貢献者」のカテゴリーでは2014年に85歳で死去した指導者のヴィック・ブレイデン(Vic Braden)氏とジャーナリストで歴史家のスティーブ・フリンク(Steve Flink)氏がノミネートされている。
国際テニス殿堂のスタン・スミス(Stan Smith)理事長は、「キム・クライシュテルス氏とアンディ・ロディック氏は、テニスの歴史に間違いなくその足跡を残した精力的なアスリートだ」と語った。
現役時代に四大大会(グランドスラム)のシングルスで4勝を挙げたクライシュテルス氏は、「とても光栄です。これまで殿堂入りしてきた女性は皆、私が憧れてきた偉大なチャンピオンたちです。素晴らしい選手たちの一員として選ばれたことは非常に名誉なことです」とコメント。
現在33歳のクライシュテルス氏は、現役時代に19週間にわたって世界ランキング1位に君臨し、これまでに6人しかいない単複世界ランク1位経験者の一人。キャリア通算41勝を挙げ、2005年、2009年、2010年の全米オープン(US Open Tennis Championships)、また2011年には全豪オープン(Australian Open Tennis Tournament)で優勝している。
2003年の全米オープン覇者のロディック氏は、「殿堂入りにノミネートされ、非常に光栄です。何年もの間、私の全てをテニスにささげてきましたし、人生において尊敬してきたアイドルでもある素晴らしいテニス選手たちと競争する機会を得られたことに非常に感謝しています」と語った。
現在34歳のロディック氏は、2003年シーズンを世界1位で終えるなど、13週間にわたって頂点に君臨。現役通算32回のツアー優勝を果たし、2007年には男子テニス国別対抗戦のデビスカップ(Davis Cup)で米国を優勝に導いた。(c)AFP