【9月8日 AFP】双子の出産では、妊娠37週でのお産で新生児の生存率が最も高くなるとした研究結果が7日、発表された。出産例3万5000件以上のデータ分析に基づくという。

 双生児の出産については現在、死産のリスクを低減するために、通常の出産予定日となる妊娠40週に達するより前、34~39週に出産することが推奨されている。

 だが、英医学誌ブリティッシュ・メディカル・ジャーナル(BMJ)に掲載された研究論文によると、データの分析からは、受精日から36週に入る前の通常分娩(ぶんべん)を推奨する理由は見つからなかったという。

 早期分娩は、新生児の健康上の諸問題と関連しているため、適切なバランスを取るのが難しい。

 今回の分析で、国際研究チームは、合併症のない双生児妊娠で、新生児が出産時もしくは出産後間もなく死亡したケースに関する過去10年間に発表された32件の研究を精査。双生児分娩の最適な妊娠期間を特定するにあたり、妊娠例3万5171件を比較分析した。(c)AFP