バトン、来季は「休養」でマシン開発に専念 バンドーンが昇格
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【9月4日 AFP】フォーミュラワン(F1、F1世界選手権)に参戦するマクラーレン・ホンダ(McLaren-Honda)のジェンソン・バトン(Jenson Button)は3日、来季からストフェル・バンドーン(Stoffel Vandoorne)と交代し、リザーブドライバーになることを明かした。36歳のバトンは引退せず、2017年は「休養」を取るとしている。
2009年の総合王者の発表に続いてマクラーレンは、来シーズンはドライバー3人体制を敷くとし、バトンとは「革新的役割」のため、2年の契約延長を行ったとしている。
バトンは、「はっきりさせたいのは、私は引退する気がさらさらないということ。2017年と18年の契約を結んでいる。マシンの開発に精を出していくつもりだし、いつか新しいマシンを駆ることにもなるだろう。マクラーレン・ホンダの主要メンバーとして残れることは本当にうれしい」とコメントした。
「具体的にいえば、われわれが懸命に目指している成功を手にするというチームの目標に、より深く携わっていけるようになることを楽しみにしている」
「マクラーレン・ホンダを愛している。これまで仕事をともにしてきた中でも最高の人たちが集まったチームだと固く信じているし、他のチームでドライブする気は無い」
バトンは、フェリペ・マッサ(Felipe Massa)の今季限りの引退表明を受けて、2000年にデビューを飾ったウィリアムズ(Williams)への復帰が取り沙汰されていた。
通算14勝を数えるバトンは通算297回のグランプリ出走を果たしており、これはルーベンス・バリチェロ(Rubens Barrichello)氏とミハエル・シューマッハ(Michael Schumacher)氏に次ぐF1史上3位の参戦数となっている。
来季からは、24歳のバンドーンがフェルナンド・アロンソ(Fernando Alonso)のパートナーを務めることとなる。
若きベルギー人ドライバーは、「キャリアの中でたくさんサインをしてきたけれど、マクラーレン・ホンダの契約に署名したときは段違いに特別な気持ちになった。マクラーレン・ホンダのドライバーになれることは大きな栄誉だ」と語った。
昨季のGP2王者で、今季はマクラーレン・ホンダのリザーブドライバーを務めていたバンドーンは、負傷したアロンソの代役として今季第2戦バーレーンGP(Bahrain Grand Prix 2016)でF1デビューを飾っている。(c)AFP