【8月24日 AFP】(写真追加)タイ南部パタニ(Pattani)県郊外のホテル付近で23日夜、大型の自動車爆弾が爆発し、地元警察によると1人が死亡、30人余りが負傷した。うち数人が重体という。一帯は反政府勢力の活動が活発な場所として知られる。

 現場周辺に観光客が訪れることは少ないが、中部から南部のリゾート各地で今月、小規模ながら連携を図った爆発が起きて以来、国内には緊迫した空気が漂っていた。

 爆発があったのは24日午前0時前。地元警察幹部によると、ホテル自体もかなり損傷した。一方、地元の病院職員の話では負傷者は32人で、そのうち5人が重体。負傷者は全員タイ人だという。

 パタニを含む南部3県はイスラム教徒が住民の多数を占めており、反体制派が12年にわたって激しい攻撃を繰り返している。(c)AFP