【8月23日 AFP】ロシアのパラリンピック委員会が、国家ぐるみの組織的なドーピングを理由にブラジル・リオデジャネイロ(Rio de Janeiro)で来月開催されるパラリンピックへの出場を禁止され、これを不服として提訴していた問題で、スポーツ仲裁裁判所(CAS)は23日、ロシア側の訴えを退けた。これにより、ロシア代表選手のパラリンピック出場禁止処分は維持されることになった。

 国際パラリンピック委員会(IPC)は今月7日、世界反ドーピング機関(WADA)が公表した調査報告書に基づき、ロシアをリオ・パラリンピックから全面的に除外すると発表。これを不服としたロシア側がCASに提訴していた。

 スイス・ローザンヌ(Lausanne)に本部を置くCASは声明で、ロシアは「IPCが処分の根拠とした事実をくつがえす証拠を提出できなかった」とし、「よってIPCの決定を支持する」と述べた。

 ドーピング疑惑をめぐり、閉幕したばかりのリオデジャネイロ五輪に多数の代表選手が出場できなかったロシアのスポーツ界にとって、今回のCASの判断は新たな打撃となった。

 ビタリー・ムトコ(Vitaly Mutko)露スポーツ相は、今回の判断は「政治的」なものだと非難している。(c)AFP