【8月18日 AFP】リオデジャネイロ五輪は17日、サッカー男子の準決勝が行われ、開催国ブラジルはネイマール(Neymar da Silva Santos Junior)が五輪史上最速ゴールを決めるなど2得点の活躍をみせ、ホンジュラスを6-0で一蹴した。

 この勝利でメダル獲得が確定したブラジルは、メキシコに敗れた2012年ロンドン五輪決勝の雪辱を果たすべく、20日に行われるマラカナン・スタジアム(Maracana Stadium)での決勝は、ドイツと対戦する。

 ドイツは同日に行われたもう一方の準決勝で、ナイジェリアに2-0で勝利。この結果、決勝のカードはブラジルが1-7でドイツに敗れた2014年W杯(2014 World Cup)準決勝の再戦になった。

 大会序盤はスコアレスドローが続くなど波に乗れず、エースのネイマールに批判が集まったが、この日の試合では前半開始15秒で先制点を奪い、チームに勢いをつけた。

 ブラジルのロジェリオ・ミカーレ(Rogerio Micale)監督は試合後、「ネイマールは怪物だ。サッカーの申し子で、その類いまれな才能でみんなを喜ばせている。彼の存在はブラジルをさらに高いレベルへと押し上げているし、みんなが感謝している」と語った。

 ブラジルではまた、ネイマール以外にも移籍金2700万ポンド(約35億円)でイングランド・プレミアリーグのマンチェスター・シティ(Manchester City)に加入したガブリエウ・ジェズス(Gabriel Jesus)も前半だけで2得点を記録。

 さらにマルキーニョス(Marcos Aoas Correa "Marquinhos")とルアン(Luan Guilherme de Jesus Vieira)もゴールを決めた。(c)AFP