【8月15日 AFP】14日に行われたリオデジャネイロ五輪、陸上女子マラソンの競技中、先頭を走る選手の目の前に抗議グループが侵入するアクシデントが起きた。

 確認された抗議者は、沿道の柵を乗り越え、ゴールラインから約2キロ離れた地点で先頭を走るケニアのジェミマ・スムゴング(Jemima Sumgong)の前に侵入した。抗議者は1人ずつコースに侵入したが、いずれも警察によって対応され、選手たちに被害はなかった。

 このレース中ではほかにも、ブラジルのミシェル・テメル(Michel Temer)暫定大統領に反対する抗議グループが沿道で「テメルは出ていけ(Fora Temer)」と書かれた横断幕を掲げるなどしていた。

 開催国ブラジルでは、ジルマ・ルセフ(Dilma Rousseff)大統領の弾劾裁判を受け、テメル暫定大統領が就任して以来、ブラジルは政治的混乱の渦中にある。(c)AFP