除名処分に不服の体操オランダ代表選手、申し立て棄却される
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【8月13日 AFP】オランダの裁判所は12日、リオデジャネイロ五輪の体操オランダ代表から除名処分を受けたユーリ・ファン・ヘルダー(Yuri van Gelder)の不服申し立てを棄却した。
「ロード・オブ・ザ・リング(Lord of the Rings)」の異名を持っていたファン・ヘルダーは、夜間に街へ繰り出し、同国五輪委員会(NOC-NSF)から競技の続行を禁止された。そして、この日オランダのアルンヘム(Arnhem)で行われた臨時審問では、NOC-NSFを訴えていたファン・ヘルダーの「敗訴」が決定した。
2005年の世界体操競技選手権(Artistic Gymnastics World Championships 2005)男子種目別つり輪で金メダルを獲得した実績を持つ33歳のファン・ヘルダーは、つり輪の予選を8位で通過して決勝進出が決まった6日の夜、「ビールを4~5杯」飲んだあとに選手村の外に出たと裁判で証言した。
さらに「通常、試合の翌日には練習はしない」と話し、7日に練習があることを知らなかったと主張したファン・ヘルダーは、結局同日未明に選手村へ戻り、練習に参加しなかった。
しかしオランダ選手団は、予選後の同選手の行動は「許されざる」ものであり、帰国処分は「やむを得ない措置だった」と主張。NOC-NSFの代理人も、ファン・ヘルダーの行為はオランダ代表チームに科された規則に抵触し、「ほかのメンバーに悪影響を及ぼした」として、処分は「妥当」であったと強調した。
同代理人はまた、リオ五輪に出場する選手全員に厳しい警備態勢が敷かれていた状況にも関わらず、ファン・ヘルダーが予選の前夜に許可なく選手村から外出して空港まで恋人に会いに行き、一時連絡が取れなくなっていたことを明かした。
一方、ファン・ヘルダーの代理人は、同選手をチームから除名して即刻オランダへ帰国させたことは、「性急かつ厳格に過ぎる」と反論。さらに、NOC-NSFと選手の間では「練習への欠席、選手村への未明の帰宅や飲酒などに関する条項は交わされていない」と主張した。(c)AFP
