【8月12日 AFP】リオデジャネイロ五輪の選手村で女性清掃員に性的暴行を加えたとして逮捕されたボクシング男子のナミビア代表、ジョナス・ジュニウス・ジョナス(Jonas Junias Jonas)選手(22)が、11日に行われる競技に予定通り参加する見込みとなった。

 開会式では旗手も務めたジョナス選手は7日に身柄を拘束されたが、国際オリンピック委員会(IOC)広報のマーク・アダムズ(Mark Adams)氏によると「さらなる捜査の結果を待つ間」の措置として釈放された。

 国際ボクシング協会(AIBA)によると、ジョナス選手は11日の試合前の計量を既に済ませており、同日の試合に出場する予定だ。

 性的暴行の疑いで逮捕されたリオ五輪出場者はジョナス選手が2人目。選手村では5日にも、同じくボクシング男子のモロッコ代表、ハサン・サアダ(Hassan Saada)選手が、女性清掃員2人に対する性的暴行容疑で逮捕されていた。

 大会組織委員会の広報を務めるマリオ・アンドラーダ(Mario Andrada)氏は、「2人とも今朝、釈放された。法的な手続きが終わったわけではないが、両選手とも釈放され、うち一人(ジョナス選手)は出場が可能だ」とコメントした。

 一方、サアダ選手は6日に予定されていた試合が棄権とみなされ、既に敗退している。(c)AFP