リオ五輪テニスの全試合が雨で順延、3冠狙うナダルら上位シードに影響
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【8月11日 AFP】リオデジャネイロ五輪は10日、予定されていたテニスの全25試合が激しい雨で順延となり、3種目で金メダルを目指しているラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)が、今後さらに厳しい日程に迫られることになった。
左手首の故障で全仏オープンテニス(French Open 2016)の棄権を余儀なくされて以来、2か月ぶりに実戦復帰を果たしたナダルは、今大会で第3シードとなった男子シングルス以外にも、同ダブルスと混合ダブルスにもエントリーしている。
すでに、この3日間で5試合をこなしているナダルは、この日は8強入りを懸けて第15シードのジル・シモン(Gilles Simon、フランス)との3回戦に臨む予定だったほか、マルク・ロペス(Marc Lopez)と組んでいる男子ダブルスでは、決勝進出を懸けてカナダのダニエル・ネスター(Daniel Nestor)/バセック・ポスピシル(Vasek Pospisil)組と対戦することになっていた。
メジャー通算14勝を誇るナダルはまた、全仏女王のガルビネ・ムグルサ(Garbine Muguruza)とのペアでキャリア初の混合ダブルスにも臨んでおり、チェコのルーシー・フラデカ(Lucie Hradecka)/ラデク・ステパネク(Radek Stepanek)組との試合も予定されていた。
男子シングルスの上位シード選手にも影響が出ており、大会連覇を目指す第2シードのアンディ・マレー(Andy Murray、英国)はファビオ・フォニーニ(Fabio Fognini、イタリア)戦、第4シードの錦織圭(Kei Nishikori)はアンドレイ・マーティン(Andrej Martin、スロバキア)戦がそれぞれ延期されている。
一方、第1シードのノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)を撃破したファン・マルティン・デルポトロ(Juan Martin Del Potro、アルゼンチン)も、ダニエル太郎(Taro Daniel)との試合が11日にずれ込むことになった。
準々決勝に突入していた女子シングルスでは、第1シードのセレーナ・ウィリアムス(Serena Williams、米国)に大番狂わせを演じた第15シードのエリナ・スビトリーナ(Elina Svitolina、ウクライナ)と第11シードのペトラ・クビトバ(Petra Kvitova、チェコ)の一戦をはじめ、モニカ・プイグ(Monica Puig、プエルトリコ)対ラウラ・シグムンド(Laura Siegemund、ドイツ)、第2シードのアンゲリク・ケルバー(Angelique Kerber、ドイツ)対第10シードのジョアンナ・コンタ(Johanna Konta、英国)、そして第7シードのマディソン・キーズ(Madison Keys、米国)対ダリア・カサキナ(Daria Kasatkina、ロシア)の試合がいずれも翌日に持ち越しとなった。(c)AFP
