【8月10日AFP】リオデジャネイロ五輪は9日、体操女子団体決勝が行われ、シモーネ・バイルス(Simone Biles)擁する米国が金メダルを獲得。今大会での5冠に向けて好発進した。

 バイルス、ガブリエル・ダグラス(Gabrielle Douglas)、アレクサンドラ・レイズマン(Alexandra Raisman)、マディソン・コシャン(Madison Kocian)、ローリー・ヘルナンデス(Laurie Hernandez)の5人からなる米国は、2位ロシアと3位中国に8点以上の差をつけて、タイトルを獲得した。

 米国は跳馬、段違い平行棒、平均台、ゆかの全4種目で合計184.897点を記録し、ロシアが計176.688点、2008年北京五輪で同種目を制覇した中国が176.003点だった。日本は計174.371点で4位となり、メダル獲得を逃している。

 2000年シドニー五輪と2004年アテネ五輪で連覇を達成したルーマニア以来となる2大会連続金メダル獲得を成し遂げた米国は、1996年のアトランタ五輪で初優勝を果たして以来、女子団体種目では通算3個目の金メダル獲得となる。

 米国の団体金メダル獲得は、19歳のバイルスがリオ五輪で目指している1大会5個の金メダル獲得に向けた第一歩になった。世界選手権(World Artistic Gymnastics Championships)で通算10個のタイトルを獲得しているバイルスは、予選で個人総合、ゆか、平均台、跳馬のトップに立っている。(c)AFP