ヴィーナスが初戦敗退、ウイルス感染でダブルスに影響も
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【8月7日 AFP】リオデジャネイロ五輪は6日、テニス女子シングルス1回戦が行われ、五輪で通算4個の金メダルを獲得している大会第5シードのヴィーナス・ウィリアムス(Venus Williams、米国)は、ウイルスに感染した影響によりキルステン・フリプケンス(Kirsten Flipkens、ベルギー)に6-4、3-6、6-7で敗れ、五輪で初めて初戦敗退を喫した。
2000年に行われたシドニー五輪のシングルスで優勝しているヴィーナスは、今大会のテニス競技最年長となる36歳で1回戦を迎えたが、3時間に及ぶ熱戦の末フリプケンスに敗れた。
妹のセレーナ・ウィリアムス(Serena Williams)とのダブルスで3つの金メダルを獲得しているヴィーナスは、ジョン・ケリー(John Kerry)米国務長官が観戦する中、第2セットに3-1、最終セットには4-1とリードして大きなチャンスを迎えたが、大事な場面でせき込むなどして息切れし、好機をものにすることができなかった。
ヴィーナスの代わりに会見に臨んだ米国のメリー・ジョー・フェルナンデス(Mary Joe Fernandez)監督は、「彼女は悪性のウイルスに感染し、ここ数日は体調を崩していました。胃の調子がおかしく、せきが止まりませんでした。彼女が苦しんでいたのはご覧の通りです」とコメントしている。
ヴィーナスは7日にセレーナと組むダブルスの初戦を迎えるが、フェルナンデス監督は、「彼女が間に合うように神に祈ります。彼女が出場しなかったら驚きです。5度目の五輪は彼女の目標でした。メダルを心から欲しているのです」と話している。(c)AFP
