【7月25日 AFP】16F1第11戦ハンガリーGP(Hungarian Grand Prix 2016)は24日、決勝が行われ、メルセデスAMG(Mercedes AMG)のルイス・ハミルトン(Lewis Hamilton)が堂々たる走りで今季5勝目を記録し、年間優勝争いでチームメートのニコ・ロズベルグ(Nico Rosberg)を上回りトップに立った。

 スタートでポールポジションのロズベルグをかわしたハミルトンは、うだるような暑さの中、首位をキープしたまま70周を走り抜き、オーストリア GP(Austrian Grand Prix 2016)、英国GP(British Grand Prix 2016)に続いて3連勝を飾ると、ハンガリーGP通算5勝目、キャリア通算48勝目を挙げた。

「スタートがすべてだった」と明かしたハミルトンは、「良いスタートが切れたけれど、自分より内側にレッドブルが1台いたから、ターン1ではとてもプレッシャーを感じた」と語っている。

「チームにとってこの結果は大きい。とても良い一日だった。トラフィックは難しかったけれど、素晴らしいレースになった。このような素晴らしいイベントを作ってくれたファンに感謝したい」

 一方、2位でフィニッシュしたロズベルグは、 「スタートがレースの行方を左右した」と認めると、「ダニエルとルイスに挟まれ、スペースがなかった。このトラックでオーバーテークは不可能だ」とコメント。

「すぐに次のレースがやってくる。今週末のドイツGP(German Grand Prix 2016)は僕のホームだ。かかってこい」

 今回の優勝でハミルトンが今季獲得したポイントは計192ポイントまで伸び、ロズベルグを6ポイント上回って総合首位に立った。そして決勝を3位で終えたレッドブル(Red Bull)のダニエル・リカルド(Daniel Ricciardo)が総合3位に浮上している。

 4位にはフェラーリ(Ferrari)のセバスチャン・ベッテル(Sebastian Vettel)、5位にはレッドブルのマックス・フェルスタッペン(Max Verstappen)が入った。

 フェラーリのキミ・ライコネン(Kimi Raikkonen)は6位となり、世界王者2度の実績を持つマクラーレン・ホンダ(McLaren-Honda)のフェルナンド・アロンソ(Fernando Alonso)が7位、トロ・ロッソ(Toro Rosso)のカルロス・サインツ(Carlos Sainz)が8位、ウィリアムズ(Williams)のバルテリ・ボッタス(Valtteri Bottas)が9位、フォースインディア(Force India)のニコ・ヒュルケンベルグ(Nico Hulkenberg)が10位でレースを終えた。(c)AFP