【7月23日 AFP】チリ領イースター島(Easter Island)をポケモンキャラクターの「ピカチュウ(Pikachu)」が歩き回っているはずはない。しかし地理位置情報ソフトの不具合のために、世界各国で熱狂的な人気を博しているスマートフォン向けゲーム「ポケモンGO(Pokemon Go)」のモンスターたちはこの絶海の孤島に上陸した。

 ポケモンGOがすでに配信された国にチリは含まれていないにもかかわらず、イースター島とチリ最南部マガジャネス(Magallanes)の住民たちは、自分たちもポケモンGOをプレーできることに気付いた。チリの日刊紙メルクリオ(El Mercurio)が22日に報じたところによると、ポケモンGOの位置情報ソフトがこの2地域をオセアニアの一部と認識しているためだという。

 マガジャネスは南米大陸最南端に位置し、人口は約17万人。イースター島はチリ本土から約3500キロ離れており、人口は約6000人。先住民のラパ・ヌイ文化(Rapa Nui)が生んだ石造彫刻モアイ(Moai)が立つ島として有名だ。(c)AFP