トルコ、クーデターを鎮圧 265人死亡 軍人2839人を拘束
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■「国民は軍政を恐れている」
15日のクーデターは、首都アンカラをクーデター側のF16戦闘機が低空飛行し、兵士や戦車が路上に出て始まった。アンカラと最大都市イスタンブールでは夜通し爆発音が聞こえたという。また、議会議事堂の一部がクーデター側の戦闘機による空爆で破壊された。
また反乱側はボスポラス海峡(Bosphorus Strait)に架かるイスタンブールの2つの橋を占拠し、怒った群衆と対立する結果となった。
トルコでは1980年に当時のケナン・エブレン(Kenan Evren)軍参謀総長がクーデターを起こして政権を転覆させて以来、このような状況は見られなかった。トルコ国民の多くは、当時の記憶をよみがえらせたいと望んではいない。
AFPのカメラマンが目撃したところによると、占拠された橋のうち1本の近くで路上に集まってクーデターに抗議していた人々に向かって反乱側の兵士らが発砲し、数十人が負傷した。また、クーデターを試みた兵士らはイスタンブールのタクシム広場(Taksim Square)に集まり、クーデターを非難していた群衆に発砲して数人が負傷した。
混乱するイスタンブールの路上を戦車が通ると怒った群衆がやじを飛ばした。反乱側の兵士を歓迎した人の数は怒った群衆よりはるかに少なかった。
ドアンと名乗る38歳の男性はAFPに対し、「国民は軍政を恐れている」と話した。「国民の多くは軍に所属した経験を持ち、軍政になればどうなるか分かっているから」
ドイツのアンゲラ・メルケル(Angela Merkel)首相はクーデターを非難したが、首謀者は法に従って公正に裁判にかけられるべきだと述べた。クーデター未遂の発生によりトルコの司法当局は2745 人の判事が解任されると述べた。(c)AFP/Fulya Ozerkan with Raziye Akkoc in Istanbul