【7月8日 AFP】(更新)米国と韓国は8日、増大しつつある北朝鮮の脅威に対抗するため、米軍の最新鋭迎撃システム「高高度防衛ミサイル(THAAD、サード)」を韓国に配備することで合意したと共同声明で発表した。

 両国は北朝鮮が今年1月に4回目の核実験を行ったことを受けて、今年2月からTHAADの韓国配備をめぐって協議を続けていた。

 米韓両国は、現在はTHAADミサイルの配備地選定の最終段階にあるとして、配備する具体的な場所と時期は明らかにしなかった。

 THAADミサイル配備計画については、中国が地域における米国の軍事力を誇示するものだと評するなど、中国とロシアはいらだちを示していた。

 中国政府は8日、北東アジアの安全を「深刻に傷つける」ものだとしてTHAADミサイル配備に強く反対すると発表した。(c)AFP