【6月29日 AFP】米グーグル(Google)は27日、地理画像サービス「グーグルアース(Google Earth)」を更新し、米地球観測衛星「ランドサット8号(Landsat 8)」からの画像の提供を開始した。

 グーグルは2013年、グーグルアースの画像から雲を取り除く技術を開発し、よりクリアな地表画像を提供してきたが、このほど新たに開発した画像処理技術を通じて、米航空宇宙局(NASA)と米地質調査所(USGS)が2013年に軌道投入した衛星ランドサット8号からのより鮮明な画像の採用・提供を始めた。

 グーグルのプログラム・マネジャーによると、「グーグルアース」はこれまで、ランドサット7号(Landsat 7)からの画像に頼っていたが、ハードウエア上の問題から斜め方向に生じる画像データの欠損が起きていたという。

 ランドサット衛星は1972年以降、宇宙空間から地球を観測し、豊富な情報を収集している。(c)AFP