【6月10日 AFP】フィリピン北部ルソン島最南端のソルソゴン(Sorsogon)州にあるブルサン山(Mount Bulusan)が10日、噴火し、噴煙が上空2000メートルまで上がった。フィリピン地震火山研究所(Philippine Institute of Volcanology and Seismology)が発表した。

 フィリピン地震火山研究所のレナト・ソリダム(Renato Solidum)氏によると、山の周囲4キロの危険区域には誰も生活していないという。近隣地区の住民に対しては、外出時にマスクを着用するか外出を控えるよう呼びかけた。

 ブルサン山は昨年5月から今回と同規模の噴火を9回起こしている。ソリダム氏によれば、今回の噴火は約30分ほど続いた。今後も噴火が起きる可能性があるという。(c)AFP