【6月7日 AFP】「ゴキブリがいます…すごく大きいのが。どうにかしてください!」──韓国西部・仁川(Incheon)市の緊急通報用電話番号「119番」にかかってきたばかげた通報内容の一覧が7日発表された。

 仁川市の救急センターは昨年受けた約100万件の緊急通報のうち、不適切な緊急救助要請の上位10件を挙げた。異常に大きなゴキブリへの対応を要請するものから、人気映画俳優の電話番号の問い合わせ、雨の中タクシーを呼び止めるのを手伝ってほしいという訴え、昔のボーイフレンドを取り戻すための助言を求めるものまで、奇妙な「緊急」通報が並んだ。

 中には「山中のどこか」でなくした携帯電話の位置を突き止めてほしいという要請や、老いらくの恋を子どもに叱られたという85歳男性の緊急通報もあった。

 救急センターの職員はAFPの取材に対し、本当に危機的な状況でなければ救急隊は派遣できないと述べ、「ゴキブリは、どんなに大きくても、出動基準を満たさない」と答えた。(c)AFP