【5月4日 AFP】米人気サーカス団「リングリング・ブラザーズ・アンド・バーナム・アンド・ベイリー・サーカス(Ringling Bros. and Barnum & Bailey Circus)」は、1日の公演を最後に全てのゾウを引退させ、145年間続いたゾウのショーを終了した。引退したゾウは今後、同サーカスが運営するフロリダ(Florida)州ポルクシティー(Polk City)にあるゾウ保護センターで飼育される。

 同センターには、世界で最高齢のアジアゾウの一頭「マイソール(Mysore、推定70歳)」が暮らしている。1947年にインドから米国に来たマイソールは、2006年の引退まで、各地の移動して、音楽に合わせて体を動かしたり、後ろ足で立ったりと、数多くの芸を披露した。ここでは、ゾウたちの爪の手入れが毎週行われている他、入浴や昼寝の時間も日々与えられている。餌は、細かく砕いた干し草や小麦のパンがお気に入りだという。(c)AFP