【5月3日 AFP】太陽エネルギーのみでの世界一周飛行に挑戦している次世代ソーラー飛行機「ソーラー・インパルス2(Si2)」が2日、全航程13区間中、10区間目の飛行を終え、米アリゾナ(Arizona)州フェニックス(Phoenix)に着陸した。

 アンドレ・ボルシュベルク(Andre Borschberg)氏が操縦する軽量プロペラ機は、カリフォルニア(California)州サンフランシスコ(San Fransisco)南東のマウンテンビュー(Mountain View)にあるモフェット飛行場(Moffett Airfield)から飛び立ち、15時間52分かけて、フェニックスのグッドイヤー空港(Goodyear Airport)に2日午後8時55分(日本時間2日午後0時55分)、着陸した。

 ボルシュベルク氏はツイッター(Twitter)に、「フェニックスにたどり着いた。#futureisclean(未来はクリーン)を推進するためにモハベ砂漠(Mojave Desert)上空を飛行するのはなんとも素晴らしかった」と投稿している。

 同機は約60時間かけて太平洋を横断してマウンテンビューに到着し、カリフォルニア州に1週間、滞在していた。

 同機は今後、米国内の最終目的地ニューヨーク(New York)から大西洋を横断して欧州に向かい、さらに出発地であるアラブ首長国連邦(UAE)のアブダビ(Abu Dhabi)への帰還を目指す。(c)AFP