【5月3日 AFP】15-16イングランド・プレミアリーグは2日、第36節の試合が行われ、2位のトッテナム・ホットスパー(Tottenham Hotspur)が2-2でチェルシー(Chelsea)と引き分けたため、レスター・シティ(Leicester City)の初優勝が決まった。

 レスターの選手はこの日、エースストライカーのジェイミー・バーディー(Jamie Vardy)宅に集合し、固唾をのんで、優勝が決まるかもしれない試合を見守っていた。

 トッテナムは、ハーフタイムの時点で2-0とリードしていたものの、チェルシーは迎えた後半、ギャリー・ケイヒル(Gary Cahill)とエデン・アザール(Eden Hazard)がゴールネットを揺らし、レスターに夢のタイトルを与えた。

 同僚のクリスチャン・フクス(Christian Fuchs)がツイッター(Twitter)に投稿した動画の中で、仲間と肩を組みながら優勝を喜んだバーディーは、「信じられないような気持ち。こんなの経験したことがないよ」と話している。

「昨季はプレミア残留さえ危ぶまれたというのに、次の土曜日(7日)にはトロフィーを掲げているんだ」

「これはレスターという素晴らしいクラブの歴史でも、最高の快挙だ。このチームの一員になれた幸運を感じている」

 約1年前、プレミアでの優勝オッズは5000倍とされていた超大穴チームのレスターだったが、7日に本拠地キング・パワー・スタジアム(King Power Stadium)で行われるエバートン(Everton)戦の後には、大々的なパーティーが企画されている。

 チェルシーのフース・ヒディンク(Guus Hiddink)暫定監督は、レスターのクラウディオ・ラニエリ(Claudio Ranieri)監督からメッセージを受け取ったことを明かし、「電話口で、今日の試合に感謝されたよ。だから、優勝おめでとうと伝えた」と述べた。(c)AFP/Tom WILLIAMS