【4月23日 AFP】米プロバスケットボール協会(NBA)は22日、ポートランド・トレイルブレイザーズ(Portland Trail Blazers)のCJ・マッカラム(C.J. McCollum)を2015-16シーズンのMIP(Most Improved Player)賞に選出した。

 MIP賞は前シーズンもしくはそれ以前と比較し、最も成長を遂げた選手に与えられ、1試合平均得点が昨季の成績から約3倍以上も伸びたマッカラムは、1987-88シーズンのケビン・ダックワース(Kevin Duckworth)氏と2003-04シーズンのザック・ランドルフ(Zach Randolph)に続き、トレイルブレイザーズでは史上3人目のMIP賞に輝いた。

 米国とカナダで活動するスポーツ記者やメディア関係者130人による投票で、マッカラムは101人から1位票を集め、合計559ポイントを獲得。シャーロット・ホーネッツ(Charlotte Hornets)のケンバ・ウォーカー(Kemba Walker)が合計166ポイントで2位に、ミルウォーキー・バックス(Milwaukee Bucks)のヤニス・アデトクンポ(Giannis Antetokounmpo)が合計99ポイントで3位だった。

 また、昨季のシーズン最優秀選手(MVP)に選出されたゴールデンステイト・ウォリアーズ(Golden State Warriors)のステフェン・カリー(Stephen Curry)は、7人から1位票を集め、合計83ポイントで4位に入っている。スポーツ専門チャンネルESPNによると、前年のMVP受賞者が翌年のMIP賞でトップ10入りを果たすのは、カリーが史上初めてと伝えている。

 2013年のNBAドラフトで全体10位指名を受けたマッカラムは、キャリア3年目となる今季の1試合平均得点がキャリアハイの20.8得点を記録し、昨季の6.8得点から大きく数字を伸ばした。

 マッカラムはまた、フィールドゴール成功率が44.8パーセント、3ポイントシュート成功率が41.7パーセントを記録し、平均4.3アシス ト、3.2リバウンドでキャリアハイの成績を残してトレイルブレイザーズの3季連続プレーオフ進出に貢献した。(c)AFP