【4月15日 AFP】(更新)韓国軍は、北朝鮮が15日朝、同国の建国者・故金日成(キム・イルソン、Kim Il-Sung)国家主席の生誕記念日にあわせてミサイル発射を実施したが、失敗に終わったと発表した。

 メディア各社はこれに先立ち、北朝鮮が金日成主席の生誕記念行事の一環として、同国初となる中距離弾道ミサイル「ムスダン(Musudan)」の発射試験準備を進めていると報じていた。

 韓国軍統合参謀本部は声明で「北朝鮮は15日早朝、東部沿岸近くでミサイル発射試験を実施したが、失敗したもようだ」と発表。ミサイルの種類には言及していないが、韓国の聯合(Yonhap)ニュースは匿名の軍関係者の情報として、ムスダンだったと報じている。

 北朝鮮はこれまで短距離・中距離ミサイルの発射試験を複数実施してきたが、推定射程2500~4000キロで米領グアム(Guam)の軍基地を攻撃する能力があるとされるムスダンの試験は未実施だった。(c)AFP