【4月12日 AFP】イタリア沿岸警備隊は11日、リビアを出航した移民船が急増しているシチリア海峡(Strait of Sicily)で移民救助活動を8回行い、計1850人を救助した。同沿岸警備隊が明らかにした。

 沿岸警備隊の声明によれば、沿岸警備隊の巡視船「ディチョッティ(Diciotti)」が計740人を乗せた小型の移民船2隻を停止させ、イタリア海軍の哨戒艦「シガーラ・フルゴーシ(Cigala Fulgosi)」は255人を乗せた2隻のゴムボートを助けたという。

 さらに商船が現場に向かって117人を救助したほか、欧州連合(EU)海軍部隊の艦艇がバージ船2隻と小型船1隻で渡航していた移民計738人を救助した。

 国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)の3月末時点の統計によれば、今年に入ってからイタリアに到着した移民はおよそ1万7500人に上る。(c)AFP