【4月11日 AFP】チェコ通信(CTK)は9日、男子テニス選手のトマス・ベルディハ(Tomas Berdych、チェコ)に関する記載が「パナマ文書(Panama Papers)」から見つかったいう報道について、誤りだったと認め、同選手に謝罪した。

 CTKは「トマス・ベルディハ選手に関して、パナマ文書のデータベースに記載があると、誤って報道したことを謝罪します」と述べた。

「トマス・ベルディハ選手の名前は、パナマ文書のデータベースにはありませんでした」

 世界ランク7位で30歳のベルディハは、モナコのモンテカルロ(Monte Carlo)に居を構えているが、CTKの報道について「ばかげている」とコメントし、謝罪を受けた後は「真実はひとつ」とツイッター(Twitter)に投稿した。

 今回のスキャンダルでは、パナマの法律事務所から流出した大量の内部文書により、同国のタックスヘイブン(租税回避地)を利用した闇の金融取引に多数の政治家や著名人が関与していた事実が明らかになった。(c)AFP