【3月29日 AFP】(更新、写真追加)エジプト・アレクサンドリア(Alexandria)発カイロ(Cairo)行きのエジプト航空(EgyptAir)MS181便が29日、ハイジャックされ、行き先を変更してキプロス南岸にあるラルナカ(Larnaca)国際空港に着陸した。キプロス警察が明らかにした。

 キプロス警察によれば、ハイジャック犯から29日午前8時30分(日本時間同日午後2時30分)に連絡を受けた航空管制官が、午前8時50分(日本時間午後2時50分)に着陸を許可したという。緊急対策チームが同空港に出動した。

 キプロスのテレビ報道によればハイジャック犯は要求を出しておらず、エジプト人乗客が機体から降りるのを許可したという。エジプトの民間航空当局によればハイジャックされたのはエアバス320型機で乗客81人が搭乗しており、ハイジャック犯は自爆ベルトを爆発させると脅していたという。

 一方、キプロスの国営ラジオは、ハイジャック犯が同国への亡命を希望しており、通訳者を要求しているとも報じている。

 また、エジプト航空はツイッター(Twitter)に、ハイジャック犯は、外国人の乗客4人と乗務員を除いて全員を解放したと投稿している。(c)AFP