【3月28日 AFP】四大大会(グランドスラム)で通算2度の優勝を誇るアンディ・マレー(Andy Murray、英国)の実兄ジェイミー・マレー(Jamie Murray、英国)が27日、男子ダブルスの世界ランキングで自身初の1位に輝くことが確実になった。

 30歳のジェイミーは、現在開催されているマイアミ・オープン(Miami Open 2016)で初戦敗退に終わっていたものの、世界ランク1位のマルセロ・メロ(Marcelo Melo、ブラジル)が準々決勝に進出できなかったため、次回発表される最新の世界ランキングで1位に上がることが決まった。

 パートナーのイワン・ドディグ(Ivan Dodig、クロアチア)と大会に出場していたメロは、27日に行われた男子ダブルス2回戦でトレト・ユーイ(Treat Huey、フィリピン)/マックス・ミルニー(Max Mirnyi、ベラルーシ)組に6-7、4-6で敗れた。

 ジェイミーは2015年の国別対抗戦デビスカップ(Davis Cup 2015)で弟のアンディとともに英国を優勝に導くと、今年の全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2016)ではブルーノ・ソアレス(Bruno Soares、ブラジル)とともに男子ダブルスでグランドスラム初制覇を果たした。

 昨年のジェイミーはジョン・ピアーズ(John Peers、オーストラリア)とペアを組み、ウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2015)と全米オープン(US Open Tennis Championships 2015)の男子ダブルスで決勝に進出していた。(c)AFP