【3月21日 AFP】バラク・オバマ(Barack Obama)米大統領は20日、キューバの首都ハバナ(Havana)に到着した。現職の米大統領による同国訪問は88年ぶり。冷戦(Cold War)期から50年以上にわたり敵対関係にあった両国の関係修復に向けた歴史的な訪問となる。

 米大統領専用機「エアフォースワン(Air Force One)」がハバナに着陸すると、オバマ大統領はツイッター(Twitter)に「ケ・ボラ、キューバ?」と投稿。「ケ・ボラ」はキューバのスラング(俗語)で「調子はどうだい?」という意味だ。

 オバマ大統領はその後、ミシェル(Michelle Obama)夫人と娘のマリア(Malia Obama)さん、サーシャ(Sasha Obama)さんと共に笑顔で機内から姿を現し、雨模様となった空港に傘を手に降り立った。

 大統領としての任期最終年に外交政策で歴史的成果を残したいオバマ大統領は20日午後、ハバナで再開した米国大使館を視察する。21日にはラウル・カストロ(Raul Castro)国家評議会議長との会談や野球観戦が予定されており、22日にキューバを離れる。(c)AFP/Sebastian SMITH、Andrew BEATTY