【3月12日 AFP】パレスチナ自治区ガザ地区(Gaza Strip)で12日早朝、イスラエルの戦闘機がイスラム原理主義組織ハマス(Hamas)の拠点を空爆し、近くに住む兄妹3人が死傷した。

 ガザ保健当局者によると、イスラエル軍の空爆があったのはガザ北部ベイトラヒヤ(Beit Lahiya)にあるハマスの軍事部門、イザディン・アルカッサム(Ezzedine al-Qassam Brigades)の拠点。これに巻き込まれて10歳の少年が死亡。6歳の妹も重傷で、13歳の兄が軽傷を負ったという。

 11日夜にガザ地区からイスラエル側に向けてロケット弾4発が発射されており、イスラエル軍はこの報復として、アルカッサムの拠点を含むガザ地区の4か所を空爆したと説明した。イスラエルに着弾したガザからのロケット弾攻撃による死者は出ていないもよう。(c)AFP