【2月12日 AFP】男子テニス、アルゼンチン・オープン(Argentina Open 2016)は11日、シングルス2回戦が行われ、大会第1シードのラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)が6-4、6-4のストレートでアルゼンチンのフアン・モナコ(Juan Monaco)を下した。

 全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2016)でまさかの1回戦敗退を喫して以来となる試合に臨んだナダルは、連覇を目指す今大会で昨季決勝と同じカードに臨んだものの、本来の鋭さはみせられなかった。

 ナダルはサービスゲームを3度ブレークされたものの、各セットの最終ゲームではいずれもブレークに成功して、1時間38分でモナコに勝利。準々決勝では、アルゼンチンのディエゴ・シュワルツマン(Diego Schwartzman)に4-6、6-3、6-1で勝利したイタリアのパオロ・ロレンチ(Paolo Lorenzi)と対戦することが決まった。

 右手首の手術を受けた昨年8月以降、大会に出場していなかったモナコに対し、ナダルのプレーにはあまり勢いがみられなかった。

 第2セットではモナコが最初のブレークに成功して3-1とリードすると、ナダルもブレークバックして3-3に戻した。

 その後、第9ゲームでは2本のダブルフォールトを犯して15-30と劣勢に立たされたものの、ここで踏ん張りをみせたナダルは、代名詞となっているダウンザラインへのフォアハンドでこのゲームを締めくくり、モナコのサービスゲームにつなげた。

 これまでブエノスアイレス(Buenos Aires)のクレーコートでは抜群の相性を示しているナダルは、今大会で2016年シーズンを軌道に乗せる期待を抱いていることを認めた。

 四大大会(グランドスラム)通算14勝を誇る世界ランク5位のナダルは、今季開幕戦となったカタール・エクソンモービル・オープン(Qatar ExxonMobil Open 2016)の決勝でノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)に1-6、2-6で完敗すると、続く全豪オープンの初戦では同じスペイン勢のフェルナンド・ベルダスコ(Fernando Verdasco)に6-7、6-4、6-3、6-7、2-6で敗戦。グランドスラムでは、自身2度目の1回戦敗退を喫していた。(c)AFP