【2月12日 Relaxnews】スウェーデンの家具大手イケア(IKEA)は、全米の41店舗で店内レストランの大規模改装を実施する。食事目的での来店でも楽しめるようにとの狙いだ。昨年度の食品部門売り上げが大幅に上昇したことから、今回の決定に至ったと米紙ワシントン・ポスト(Washington Post)は報じている。店内レストランへの客足も家具販売エリアより好調だった。

 各種統計も、カップルや家族連れ、懐具合が厳しい学生たちが、わずか5ドル(約560円)ほどで食べられるスウェーデン風ミートボールのマッシュポテトとコケモモソース添えなどのレストランメニューや、トマトソースパスタなど2ドル(約220円)のランチが目的で本来は家具店のイケアを訪れているという逸話を裏付ける。

 改装では、新たにハイテーブルとバースツールを配した軽食コーナーがお目見え。他にも、子供たちの遊び場スペースの近くに親たちが過ごせるテーブルを設けた家族向けエリアも誕生する。

 さらにスウェーデン語でコーヒータイムを意味する「フィーカ(Fika)」と名付けられた第3のエリアは、椅子やソファで友人たちとゆったりとコーヒーを楽しめるコーナーとなる。配された家具はもちろん全てイケアのものだ。(c)Relaxnews/AFPBB News